posted by sayuri on Feb 26
もはやロックンロールの未来は「ブルース・スプリングスティーン」には任せられない。 ニューヨーク「Ritz」のステージでは、故障した電気掃除機みたいなバンドがプレーしている。自動制御された、高輝度の網膜を突き刺すような白いライトの波が観客を照らしだす中、ステージ・ダイバー用の通路からミュージシャンたちが事もなげに出てくる。一方で、化石になりつつある、40年間生き続ける”生ける屍”「クラシック・ロック」の存在がある。かつては強烈なメインストリーム文化だったが、今や車のCMやオリンピック・イベントのBGMになり下がっている。それよりも、メジャー映画の登場人物が「Mudhoney」のT-シャツを見せびらかしているところを想像してみて欲しい。レコードコレクションの中からアルバムを引っぱり出し、「Alice in Chains」に耳を傾ける。シアトルの「グランジ・ロックの遺跡」に埋もれた愛を描いた、キャメロン・クロウ監督の映画『シングルス』(9月18日公開予定)の脚本のように。その後は「Red Hot Chilli Peppers」「Soundgarden」「Pearl Jam」など総勢7バンドが出演するロック・サーカス「ロラパルーザ」1992年のツアーも予定されている。
